2019.03.14 マレーシア政府が緊急措置としてタスクフォース設置

依然として昨年2018年10月頃よりMM2Hビザ申請者の仮承認を降ろすための審議会が開催されないまま現在に至っておりますが、これはマレーシアの担当省庁間での業務の移管が上手くいっていないことが大きな要因となっております。
元々このビザは2002年からの開始以来、ビザの申請受付および仮承認審査業務はマレーシア観光文化省(The Ministry of Tourism, Arts and Culture)とマレーシア国務省(the Ministry of Home Affairs)の2つの省庁が担当してきており、さらに仮承認が下りた後のビザの発給業務はマレーシア移民局(Immigration)が担当してきておりました。
昨年5月の政権交代以降、仮承認審査業務をすべてマレーシア国務省に移管することがマレーシア政府内で決定され、10月よりその作業を進めてきたそうなのですが、そこでの省庁間の移管作業がうまく捗らず、今日までに約3,727件もの申請者の仮承認審査が停止したまま5ヶ月が経過いたしております。
そこで、この度の緊急措置としてこの3月より滞っている仮承認審査業務を解消するためマレーシア政府や移民局、警察などから人材を派遣しタスクホース(特別チーム)を結成されることが決定されたとのことです。
現在滞っている3,727件の申請者の仮承認審査を順次行っていき、7月までには滞りを解消するとのことで、そのうち894件はすでにマレーシア国務省に引渡しされ審査を進めているとのことです。
現在、当社を通じて申請された方で仮承認をお待ちの方は長い方で申請受付完了後より10ヶ月を経過しようとしておりますが、今回の緊急措置で今後少しづつ緩和され進んでいくものと期待されます。

以下は、2月26日付けで地元のニュースサイトthe Sun dairyで掲載された記事となっております。

参考記事 (英文)

2019.03.12

マレーシア観光文化省 (MOTAC) Deputy Secretary General (Tourism) Datuk Haslina Abdul Hamid

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